2021年11月15日月曜日

三登山講座 第8回 館外講座

三登山講座第8回 館外講座 
〜神仏分離と廃仏毀釈を大きく影響を受けた大町市を訪ねて〜

【日時】2021年10月29日(金)

【講師】宮下健司 先生

【内容・講座の様子】今回の講座は公民館を離れ、バスで実際に廃仏毀釈の影響を受
けた寺院を訪れ歴史を学びました。
廃仏毀釈とは、明治初期の神仏分離神童国強化政策によって、全国各地で行われた仏
教排撃運動の事で、たくさんの寺院や仏像の破壊などが行われた歴史の事です。小川
村の高山寺、大町市の霊松寺、若一王子神社(にゃくいちおうじじんじゃ)の3箇所
を巡り、それぞれのご住職、職員の方から、お寺の歴史,廃仏毀釈の影響などお話し
して頂きました。
 小川村の高山寺は県宝に指定されています。境内の門を入りすぐに立派な三重塔が
あり、奥は本堂があり、昔ながらの壁画が描かれとても素晴らしかったです。ご住職
のお話しはとても面白く、参加者の皆さんも熱心に聴いていました。
 次に長野県最古の曹洞宗寺院、大町の霊松寺を見学しました。紅葉と市指定天然記
念物のオハツキイチョウでも有名な寺院です。お寺の歴史や建物内部の説明をして頂
きました。お寺がとても大きかった事と、隠し部屋があるのには驚きました。
 最後に見学した、若一王子神社は、神社でありながら境内には三重塔(長野県宝)
や観音堂(長野県宝)が残るなど、神と仏を一体とする「神仏習合」の影響を色濃く
残していました。本殿内部には平安時代の十一面観音立像が安置されていますが、こ
の観音は明治時代の出の廃仏毀釈の影響が残っていて、大きな火傷(損傷)が印象的
でした。
 
 バスでの移動中、宮下健司先生が廃仏毀釈のお話し以外に場所、場所のよもやま話
もしてくださり大変楽しい講座になりました。

                             若槻公民館 徳武

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