5回にわたって行われた今年度の古文書講座
昨日最終回を迎えました。
今回は月岡家3代にわたる当主についての覚書です。
文字にも書く人の癖があるので、微妙な所でいろいろに読めてしまい
前後の流れから、話の内容から、読み解いていく様子もお話しいただき、
おもしろかったです。
皆さんで考え意見を二分したのは右衛門か左衛門か
一般的には筆の向かう方向で右か左か判断できるそうですが、
今回はこれが微妙で、
結論が出ませんでした。
確かに固有名詞なので、文脈からは判断できませんよね。
読める喜びと読めない面白さを感じることができました。
原田先生には、5回の講座を通して
古文書を読み解いていく面白さを教えていただくとともに、
読み解くとは「文字だけでなく様々なものをつなぎ合わせ、ストーリーを創っていく
ことなのだ」
と教えていただいたような気がします。
来年も是非ご講義くださいね。
よろしくお願いします。
原田先生、ありがとうございました。
館長 小松 保裕
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