5月13日の成人学校「絵画」講座では、
受講生の皆さんが描いた作品の鑑賞会をされていました。
私はこれまで、絵画作品を鑑賞するとなると、
作品の構図にばかり意識がいってしまっていましたが、
作品を鑑賞しながら皆さんが話されている様子から、
様々な観点から作品を観あっていることが分かりました。
色合いや、色の作り方、背景を工夫することで主となる対象を引き立たせることなど、
技能的なことも話題になりましたが、
それだけでなく、
作品を描いた場所や、その時の出来事など、
作品が生まれた背景に至るまで話題となり、
盛り上がりを見せていました。
講師の栗林先生は、
「作品そのものについて語り合うことも大事ですが、
その背景にあるものについて語り合うことで、
お互いのコミュニケーションを図ることが最も大切なんですよ」
と話されていました。
講座に集う受講者の皆様が
互いの作品を見合い、語り合い、
コミュニケーションを図ることで、
芸術性を高めていける
素敵な講座なんだなあ
と、改めて感じました。
館長 小松 保裕
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