今週で8月も終わり、9月になりますね。
本日、9月の俳句をお持ちいただきました。
「一杯の グラスワインや 虫の声」
「一房を 手にして重き 黒葡萄」
私は、この2つの句を見て
ワイン葡萄を収穫した時のことを思い出しました。
ワイン用のブドウは、粒はそれほど大きくないのですが、
深くて濃い紫(まさに黒と言っていい)色をしていて、
それが日の光に燦然と輝き、
「これがワインになるのか」と思うと、
ありがたさにも似た深い重みを感じたことを思い出したのです。
お持ちいただいた方は、
「人それぞれの感じ方で良いですよ」
と、おっしゃってくださいました。
一つの句をみるだけで、思い出がよみがえったり、発想が広がったり・・・
俳句の力を感じています。
いつもありがとうございます。
館長 小松 保裕
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